ネット民も結局は信じる対象を変えただけだった件
かつてテレビの言うことをすべて鵜呑みにする高齢世代を嘲笑していたネット民。
しかし、インターネットが当たり前の時代になり、テレビに代わる信じる対象が「インフルエンサー〇〇さん」に変わっただけという現象が見受けられる。
俺たちがかつての「テレビバカ」を見下していた時代から、結局何も進化していないのではないかという皮肉な話だ。
高齢世代の「テレビ信仰」
昔、高齢世代はテレビの情報を鵜呑みにしていた。
何を信じるかは全てテレビ次第。「テレビで言ってたから正しいに違いない」という一種の宗教的な信仰心が存在していた。
インターネットが普及する前は、情報源がテレビと新聞だけだったから、それも仕方のないことだったかもしれない。
だが、その姿勢は若い世代からすれば滑稽に見えた。
ネット民は「情報を自分で精査できる俺たちとは違う」と優越感に浸っていたのだ。
インターネット時代の到来と変わらぬ信仰心
インターネットの普及により、情報は誰でも簡単に手に入れることができるようになった。
ネット民はこれを歓迎し、「情報の自由化」だと喜んだ。
しかし、皮肉なことに、ネット民自身もまた、特定のインフルエンサーやYouTuberの言うことを無条件に信じるようになってしまった。
「インフルエンサー〇〇さんが言ってたから正しいに違いない」という思考が蔓延しているのだ。
結局は同じ穴の狢
結局、情報をどこから得るかが変わっただけで、本質的にはテレビを信じる高齢世代と何も変わっていない。
インフルエンサーの言うことを鵜呑みにするネット民は、かつての「テレビ信仰者」と同じ穴の狢だ。
自分で考える力を放棄し、他人の意見に依存しているという点で全く同じだ。
皮肉な現実
俺たちは、かつて高齢世代を嘲笑していたが、今やその立場は逆転している。
インフルエンサーに踊らされるネット民は、まさにかつての高齢世代の姿そのものだ。
結局、時代が変わっても人間の本質は変わらないということか。
ネット民も高齢世代も、本質的には変わらない。
信じる対象が変わっただけで、自分で考える力を放棄している点では同じだ。
この現実を認識し、自分自身で情報を精査する力を身につけることが重要だ。
それができなければ、いつまで経っても「信じる対象を変えただけの愚か者」に過ぎないということだ。
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