SHEINを利用するしかない理由

中国発のアパレルブランド「SHEIN」が今、ネットで大いに話題になっている。

話題の中心には以下のようなトピックがある。

• ネットでの大規模展開から実店舗への進出
• 驚異的な安さ
• デザイン盗用疑惑
• ウイグルでの強制労働問題

SHEINの実態：話題の中心

まず、デザイン盗用の件。ネット上でこれを擁護する声は少なく、確かに問題視されている。
さらに、もし強制労働が事実ならば、心が痛むのは当然だ。

でも、そんな綺麗ごとを抜きにして考えれば、SHEINの魅力はその「安さ」だ。
デザイン盗用や強制労働によるコスト削減が実際のところどうかは不明だが、何らかの仕組みで驚異的な安さを実現しているのは事実だ。

安さの魅力とその背景

SHEINの価格設定は、GUの2ランク下を行くほど。
サイトも使いやすく、商品が豊富。これだけ安ければ、デザイン盗用や強制労働の問題があったとしても、それを気にせず買う人が多いのも頷ける。

しかし、この安さが一体どこから来ているのか、考えてみるべきだ。
実際、手取りが生活保護水準以下の11～12万円以下の人々にとって、背に腹は代えられない。

そんな状況では、倫理的な問題を気にする余裕などないのだ。

貧困層の現実と選択肢

俺も手取りが11～12万円以下なら、普通にSHEINを利用している。
なんといっても安いし、選択肢が他にないからだ。

手取り12万円の時代なら、SHEINを利用することで年間の被服費を1000円でも浮かせることができれば、それに越したことはない。

俺の現在の生活費は月々12万円＋奨学金返済分だが、少し余裕があるのでSHEINに頼る必要はない。
しかし、手取り12万円で生活していれば、心の余裕なんてあるわけがない。
何かあればお金がすぐに吹っ飛ぶ。手取り11万円以下なら、なおさらだ。

SHEINを支持する理由

SHEINを支持している人々の中には、収入が低いために他に選択肢がないという層も多い。

このような人々にとって、倫理的な問題は二の次だ。
海外産の野菜や肉類も同じで、困窮している人々は安さを優先せざるを得ない。

安さを求める人々を否定することはできない。
日本の貧困層に目を向ければ、SHEINを否定するのは無理な話だ。

SNSの反応とファッションの選択

SNSでは、SHEINに憤る人、SHEINからお金をもらっているインフルエンサー、安さを優先する人々、疑うことを知らない子供たちが混じり合っている。

見ていて面白いことになっている。

ファッションとしてSHEINを考えるならば、デザイン盗用やウイグル人の強制労働が事実であれば、「ダサイ」と感じる人もいるだろう。
例えば、マッチングアプリで初対面の相手がSHEINを着ていたら、良い印象を持たない人もいる。

一方で、若い世代の中には「強制労働ウイグルウイグルうるさい方がダサイ」という価値観も存在するようだ。

選択は自由…

最終的には、ファッションは個人の自由。好きなものを選べばいい。

SHEINが安くて魅力的に見えるなら、それを選ぶのも一つの方法だ。
倫理的な問題を気にするかどうかは個人の価値観次第だ。