【魂で会話(笑)】男に「自己開示」求める女、だいたい一番浅い説
最近SNSでやたら見かけるんだよ。「男ってなんで自己開示しないの?」「魂で会話したいのに、武勇伝とか仕事の話ばっか!」ってやつ。
要するに、「もっと自分の内面を見せて」「過去の傷やトラウマを語って」っていう主張なんだが──お前ら、本気でそれ求めてるのか?って話ですぞ。
表向きは“心の繋がり”を語ってるようで、実際は相手の人間性を値踏みするための情報収集。
「どんな闇を抱えてるの?」「どんな絶望を乗り越えたの?」──って聞きながら、心の中で“この人、器ちっさ”とか判定してんだろ。
それ、対話でも共感でもない。ただの恋愛版人間ドックですぞ。
「男は自己開示しない」と嘆く人たちの勘違い
まず前提を整理しよう。
SNSで嘆いてる層の主張をざっくりまとめると、こんな感じだ。
| 主張 | 典型的な言葉 |
|---|---|
| 男は自己開示をしない | 「実績とか自慢話ばっかで、心の話しない」 |
| 魂で会話したい | 「何に傷ついたのか、どう立ち上がったのか知りたい」 |
| 深い関係を築きたい | 「本音で繋がれる人がいない」 |
一見もっともらしい。
だがこの「自己開示しない男=浅い」「自己開示できる男=誠実」みたいな構図、完全に幻想ですぞ。
そもそも自己開示とは“信頼関係の結果”であって、“会話の目的”じゃない。
初対面や付き合い浅い相手に過去の傷や家族の闇を語る男、それ“深い”んじゃなくて距離感バグってるだけ。
男が沈黙するのは「心がない」からじゃなく「守ってる」からですぞ
男が自分の過去や内面を語らない理由、それは単純。
話しても理解されないと分かってるから。
例えば「昔いじめられてた」と言えば、「そんな風に見えないのに〜」と軽く流される。
「家庭が複雑だった」と言えば、「そうなんだ、大変だったね」で終わり。
共感っぽい言葉をかけて満足して、次の話題へ。
その瞬間、男は学ぶ。「あぁ、俺の話は誰にも響かないんだ」と。
だから沈黙を選ぶ。それは“拒絶”じゃない、“防御”だ。
自己開示しない男は臆病でも冷たいわけでもない。
単に、「お前に話しても意味がない」と思ってるだけ。
そういう意味では、沈黙って最高の自己開示なんですぞ。
「魂で会話したい」? いや、それ承認欲求の裏返しですぞ
SNSで「魂で会話したい」とか言ってる人に限って、実際の会話は共感ごっこ。
相手の話を聞くふりして、「あ、私もそういう時あった〜」って自分語りに持っていく。
つまり、求めてるのは共鳴じゃなくて自己投影。
「どんな闇を抱えてるの?」って聞きながら、
「私も闇があるの、分かって?」って言いたいだけ。
これ、心理学的には“自己開示欲求”じゃなく“承認依存”。
相手の心を覗くフリして、実際は自分を見てほしいだけ。
魂(笑)。実際は鏡の前で喋ってるだけですぞ。
男の「武勇伝」も、実は立派な自己開示なんですぞ
「男って仕事の話とか自慢話ばっか」とか言うけどな、それも立派な感情の吐露なんだよ。
「俺は頑張ってきた」「俺は結果を出した」っていう自己主張の裏には、「認められたい」「尊敬されたい」っていう心の叫びがある。
ただ、それを“直接的に言う”のがダサいと思ってるから、成果を通して語る。
つまり、男は“言葉より行動で自己開示する”生き物なんだよ。
そこを「浅い」「魂がない」と切り捨てるのは、相手の言語体系を理解してないだけ。
“感情を語る”のが得意な女と、“実績で示す”男。
ただの表現の違いを、価値の優劣にすり替えてマウント取ってる時点で、自称“魂の会話勢”の方がよっぽど浅い。
「初手でトラウマ語り」男は、即ザコオス認定
もちろん、逆パターンもある。
会って早々に「俺、昔いじめられててさ」「母親が毒親で」って語り始める男。
それはもう、論外。開幕から負け確ですぞ。
なぜなら、“同情”を通して繋がろうとする人間ほど、最も信頼できない。
人は「可哀想な俺」で共感を得ようとした瞬間、他者を利用してる。
つまり、自己開示を共感獲得ツールとして使ってる。
そんなやつ、男女問わずモテるわけがない。
「魂の会話」を求める前に、沈黙に耐えろ
本当に深い会話ってのは、沈黙を共有できる関係でしか生まれない。
沈黙が気まずいと感じるうちは、まだ他人。
「何か話さなきゃ」と焦って心を開こうとするのは、空白に耐えられない未熟さの証拠だ。
人間の本音って、言葉にした瞬間に嘘が混じる。
だから、黙ってても通じる関係こそが“魂の会話”なんだよ。
逆に、語りたがる時点で魂はまだ浅瀬でパシャパシャしてるレベル。
自己開示とは「敗北の告白」である
よく「過去の傷を語るのは強さだ」と言うが、それは幻想ですぞ。
本当に乗り越えた奴は、もう語らない。
話すという行為そのものが、まだ癒えていない証拠。
SNSで毎日のように「過去にこんなことがあって〜」って繰り返してる人、
あれ、“克服”じゃなくて“リピート再生”。
悲劇の物語を自分で再生し続けてるだけ。
自己開示は“癒し”じゃない、“依存”。
だからこそ、軽々しく「自己開示しろ」なんて他人に求めるな。
それは他人の傷口を開かせて、自分の好奇心を満たす行為に他ならん。
結論:魂の会話(笑)より、沈黙の理解を覚えろ
人は語らなくても分かり合える。
語らなきゃ繋がれない時点で、それはもう“魂の対話”じゃない、“確認作業”だ。
「もっと自己開示して」「過去を話して」と迫る人ほど、
相手の本音じゃなく、自分の安心が欲しいだけ。
つまり、“魂の会話”ってやつの正体は、
自分の不安をなだめるための儀式なんですぞ。
本当に深い人間関係とは、
語らずとも信じられる関係。
魂なんて軽々しく口にするな、安売りするな。
それが本当の“深さ”ですぞ。



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