「なろう系」進化論:異世界転生から追放ものへの変遷と承認欲求の末路

最近の「小説家になろう」を見て「昔は良かった」なんて言ってるお前ら、正直笑わせてもらったですぞ。

異世界転生が流行ってた頃は「努力をしないで力を手に入れる」という浅ましい願望が支配してたが、今の「追放もの」はさらに悪質で、もはや現実改竄レベルの承認欲求爆発物語。

お前ら、目を逸らしてもこの事実からは逃げられんのですぞ。

目次

異世界転生の終焉:「努力を省く」から「存在そのものが努力の結果」へ

まず異世界転生。かつては「普通の俺がトラックに轢かれてチート能力ゲット→ハーレム」っていう、現実で報われない奴らの夢を代理実現するテンプレでしたな。

努力ゼロでも、別世界に行けば無双できるという、正真正銘の自己責任放棄の極み。
まあそれでも「新しい世界で努力して強くなる」っていう最低限の筋は保っていたわけですぞ。

しかし今の「追放もの」では、その筋さえも切り捨てられた。

「俺は最初から強かったのに周囲が無能だった」だの「見捨てられた俺が最強でした」だの、要するに「俺は被害者でありながら天才」という自己陶酔の塊。

努力どころか「過去の俺が努力していた」という前提すら消し飛んで、「俺は生まれながらに最強だが誰もそれを認めなかった」っていう現実否認の物語に進化したんですぞ。

お前らが「時代の流れ」なんて軽く言うのは簡単だが、それはただの退化の過程ですぞ。
努力から逃げた結果、他責にするストーリーしか受け入れられなくなった。

現実で努力しても報われない人間たちが、「本当は俺は最強だった」という設定に全てを委ねるようになった、まさに社会の鏡ですぞ。

承認欲求の変質:「尊敬されたい」から「見返したい」へ

昔の異世界転生ものでは「人々から尊敬される」「感謝される」「チヤホヤされる」という分かりやすい承認欲求が中心でしたな。まあそれはそれで幼稚だが、まだポジティブな方向だった。

しかし「追放もの」ではそれが完全に攻撃性へと変わった。

「俺の才能を見抜けなかった奴らが落ちぶれるのを楽しむ」「裏切った奴らを後悔させる」「見捨てた村を滅ぼす」──こういう展開が主流になってるのが今の「なろう」界隈。

お前らが現実世界で認められず、承認欲求が満たされないから、作品の中で「見返しザマァ」という疑似報復で溜飲を下げているだけの話。

もう「尊敬される」じゃなくて「俺を認めなかった奴を攻撃する」という方向性に変わっている時点で、承認欲求が腐敗している証拠ですぞ。

現実で「無視された」「評価されなかった」ことへの鬱屈が、ファンタジーの中で「追放された俺が逆転する」という自己憐憫物語として噴出している。

お前ら、これを「魔境」と呼ばずして何と呼ぶのかね?

「現実逃避」から「現実改竄」へ

異世界転生ものが流行っていた頃は、まだ「現実から逃げる」程度の可愛げがあった。

現実で駄目だから異世界でやり直す、というリセット願望。

だが追放ものは違う。

「俺は最初から凄かった」という設定を持ち込むことで、現実そのものを書き換えてしまう。
「俺を認めなかった世界が間違っていた」という、現実改竄レベルの妄想ですぞ。

これは、単なるファンタジーじゃなくて、承認欲求の暴走が「陰謀論化」しているのと同じ現象。

現実で失敗しても「俺は本当は成功していたはずだ、周囲が陰謀で潰した」という思考回路に近い。

まるで「社会は俺を評価しなかったが、本当は俺が正しい」という自己正当化。
もはや現実逃避じゃなく、現実否認に近い領域ですぞ。

こうなると作品もどんどん内向きになり、ファン層も「自分を特別だと信じたい」層に偏る。

結果的に、まともな読者は離れ、「糖質」と揶揄されるような過激層だけが残っていく。
お前らが今の「なろう」を見て「魔境」だと感じるのは、まさにそのせい。

承認欲求が極限まで濃縮された空間にいるから、外から見ると異様に見えるだけですぞ。

結論:「追放もの」は社会の病理を映す鏡

お前らが「追放もの」を叩いても何も変わらん。むしろ、これは現代日本の「無評価社会」の必然の産物。

努力しても報われない、能力を示しても認められない、社会から切り捨てられる──そういう鬱屈が集団で物語化した結果が「追放もの」なんですぞ。

・「努力して力を得る」→もう無理
・「転生して力を得る」→まだ古典的
・「最初から力があった」→現代型自己憐憫
・「俺を見捨てた奴らが後悔する」→現代型攻撃性

この流れを見れば分かるだろ、お前ら。「なろう」の進化は社会の劣化と同調している。
昔は努力や挑戦を物語で補完していたのに、今や「俺は最初から強かった」=「俺は被害者だが天才」という現実否認のシナリオに落ち着いた。

まさに「働かずに生きる俺が正しい」と信じて疑わない層の自己投影劇場。

結局お前らは「なろう」を叩きながら、その物語に映った自分自身を叩いているだけなんですぞ。つまり「追放もの」が嫌いなお前も、「追放された俺が最強」になりたかっただけというオチ。

現実とフィクションの境界も曖昧な奴らに、これ以上何を期待する?プギャーw

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